三枝成彰(作曲家)

ジョン・レノンやポール・マッカートニーとほぼ同い年で、まさに“ビートルズ世代”の私ですが、じつはブームの真っ只中の60年代、私は現代音楽一辺倒で、ほとんど彼らの作品を聴いたことがありませんでした。

それからだいぶ経った90年代の初め、ビートルズの作品をベルリン・フィルの12人のチェリストたちのために編曲するお仕事をいただきました。そこであらためて数々の楽曲を聴き、そのメロディーの美しさに驚くとともに、世界の多くの人たちに愛される理由がわかったような気がしました。

今回の「ビートルズ展 Ladies and Gentlemen...THE BEATLES!」は、そんなビートルズの足跡を振り返ることができる、とても面白い試みだと思います。ぜひ多くのファンに観に行っていただきたいですね。